ワークショップについて

第23回ワークショップ【都合により中止いたします

 日時:2018年8月26日(日)

 会場:武蔵野大学 6号館(雪頂講堂)

*詳細は[ワークショップ参加要項]をご覧ください。 


◎ワークショップの様子は、[フォトアルバム]をご覧ください。

◎過去のワークショップについては、[これまでのワークショップ]をご覧ください。

◎ワークショップ参加のお申し込みについては[ワークショップ参加要項]をご覧ください。


教育音楽学会のワークショップとは

ワークショップでは、テーマに掲げた『音感・ポリフォニー』に沿って、さまざまな実習・実践を行っています。

第1回から「カノン」を実習課題に取り上げ、歌唱法、指導法、作詞法、作曲法を実習してきました。さらに「音感」トレーニングの実習によって、耳を開き、音、音楽を感じる心を育て、知性と感情のバランスのとれた人間形成を目指して進めております。

 

第5回からは、音楽の演奏に欠かすことのできないない技法『ヴィブラート』について、さまざまな角度から研究しています。これまでワークショップでは特別講師を招き、楽器奏者からヴィブラートに関する貴重なお話を伺ってきました(バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、トロンボーン)。第9回では、声楽家をお招きし、声のヴィブラートについてお話を伺いました。

 

また、当学会ならではのコンピュータを使った「音を目で見る」よる音声の可視化。様々な楽器の音や各声部の声をマイクロフォンで拾いながら、ヴィブラートの種類や有無による聞こえ方の違い、楽音を構成する倍音を目で確かめるといった教育音楽学会オリジナルの音声分析を実験します。

 

第20回ワークショップ 教育音楽学会創立10周年記念音楽祭では、ワークショップを通して学んだ成果をそれぞれの会員がプログラムした内容を演奏会という形式で広く一般に公開。その成果を発表しました。


ワークショップ概要

「基調講演」

講演:本学会会長 岡本 仁  

本会の趣旨に沿ったテーマをスライドと演奏例を提示しながら本学会会長が講演。目で見て耳で聴きながら、わかりやすいレクチャーです。

 

【今までの講演要旨】

第1回 音楽教育の意味 カノンについて

第2回 音楽の起源

第3回 科学と実習

第4回 目で見る音楽の科学

第5回 音とハーモニーの関係

第6回 音とヴィブラートの関係

第7回 ロンドについて

第8回 変奏曲について

第9回 内声を聞く

第10回 音感とポリフォニー

第11回 音楽の聴き方

第12回 知性と感性のバランス

第13回 歌・唄・謳う・謡う・詠う

第14回 バッハへの回帰

第15回 和声音楽と多声音楽

第16回 再び「カノン」について

第17回 「音楽を理解する」ということとは……

第18回 「基礎・基本」ということ

第19回 「アーティキュレーションについて」

第20回 「創立10周年記念音楽祭」

第21回 日本の洋楽が始まったころ

第22回 対位法・カノン・輪唱について

 

「カノンの実習」

テキストの課題曲を参加者が指揮・指導。講師岡本会長のアドバイスを受けながら、カノンの指揮する上でのポイントや歌い方などを学びます。

現存する中で最古のカノンといわれる「夏が来た」をはじめ多くのカノンを演奏や、歌詞の創作を行います。

歌い始め、終わり方、その気にさせる合図やことば、指導者の立つ位置など、指揮・指導する上で多くの重要なポイントは、音楽家のみならず社会人として求められる基本的なマナーにも及びます。

 

「音感トレーニング」 

音育の基礎ともいえる「音感」トレーニングを実習。

全員でピアノの周りに集まり、まず倍音に気付く実習。ピアノの1音から聞こえてくる倍音に気付き、音の要素を理論だけでなく体で感じるところから始めます。

次に耳が開いたところで和音を瞬間的に聴き取り、ドイツ音名でスタッカートで歌う分散唱を実習します。

 

「指揮法実習」

第1回から一貫した実習として、カノンを作詞、 作曲し、それを参加者同士が指導し合うことで指揮の原則(考え方)を学んでいます。指揮棒を使用しながら指揮法の基礎(打点を意識 した振り方)を徹底的にレッスン。実際に指揮をしながら、各人の課題を明確にし、解決へと導きます。

課題曲をカノンに加え、短い楽曲も取り上げます。受講生が交替で指揮・指導することで、より実践的で役に立つテクニックを身に付けることができます。

 

歌い始めの指揮棒の位置、指揮者の「ブレス」とは、指揮棒を止めること・動き出しのスピード、指揮棒を柔らかく動かすという意味、最後の切り方など技術的な要素を学びます。

とくにフェルマータ。伸ばすときの指揮棒の動き、動き出しとブレスはとても重要です。

 

「修了演奏」

毎回「フーガ」を用いたさまざまな大曲をワークショップの最後に修了演奏、録音しています。

 

 

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本ワークショップでは、教育音楽に関心のある多くの方々に参加していただき、充実した会にしたいと考えております。初めての方にも常連の方にもご満足いただける内容をご用意いたします。皆様のご参加お待ちしております

 

■第1回から第21回までのワークショップについては、[これまでのワークショップ] をご覧ください。

 

教育音楽学会ワークショップスローガン

 

教育音楽学会のワークショップは、講師の指導のもとに、ただ課題に取り組むだけでなく、参加者の前で成果を披露する参加・実践型ワークショップです。

取り上げるテーマや内容は、すぐに学校教育、社会教育の現場で生かすことができ、また一般の音楽愛好者にとっても資質向上に役立つものと考えています。取り上げるテーマや内容は、すぐに学校教育、社会教育の現場で生かすことができ、また一般の音楽愛好者にとっても資質向上に役立つものと考えています。

 

教育音楽学会ワークショップ事務局